技術系

技術営業

K

2004年キャリア入社 理学部 生物学科卒

まずは「ユーザーサポートは白光が一番」と呼ばれることが目標です。

営業から技術営業へ、自動はんだ付けロボットの発売を機にキャリアチェンジ

私は白光に入社する以前は、食品会社の営業を務めていました。その中で約6年半、中国に駐在していた経験があります。その後、縁があって白光に入社したのも、その経験が生かせると考えたからです。30代半ば、なおかつ未経験の私にもチャレンジする機会を与えていただけたことは非常にありがたかったです。

入社後は、まず研修期間を設けていただき、修理部門で修理を経験するなどして基本的な製品知識を身につけました。その後、国内営業、海外営業、6年間の中国駐在を経験し、約10年前、国内外のお客様に対する自動はんだ付けロボットの技術営業を担当しはじめました。さらに5年前、Team ROBOHAKKOという自動はんだ付けロボット専門の部署の立ち上げに伴って営業部から異動し、引き続き自動はんだ付けロボットの技術営業に携わってきました。その中で、プログラムを組んではんだ付けを行うという作業が、たまたま他の人たちよりも優れていたことが評価されて、現在は課長として若手のマネジメントや育成にも携わっています。

自動はんだ付けロボットの専門部署であるTeamROBOHAKKOでは、本格展開に向け、営業、商品開発、製造などの各部署で自動はんだ付けロボットを担当していた社員が集まり、それぞれが専門技能や長所を持ち寄って仕事を進めています。我々のように現場に入る人間と、開発者が同じチームにいますので、私達が現場で聞いたことを、その日のうちに共有できますし、簡単なことであれば、その場で電話で伝え、試作してもらって、翌日お届けに上がるということも可能です。そんな風に製品に反映してきたものは少なくありません。

10年前ははんだ付け自動化ユニットだけで、他社のロボットと組み合わせ使う製品からのスタートでしたが、現在はロボット自体も自社開発しています。プログラムの組み方も非常に簡単になるなど、進化してきました。人材不足が深刻化する中、自動化のニーズが拡大し、当社の売上も伸び続けています。

製品とサポートの両輪で顧客満足を追求。お客様の「ありがとう」が誇り

自動はんだ付けロボットと、従来製品(棒こてやステーションはんだこてなど)と異なる点は、導入に際し、調査や細かい調整が必要となってくることです。そこで必要となったのが、現在私達が担っている技術営業というポジションです。

技術営業の仕事は、導入前の検証作業から始まります。お客様から基板等のワークをお預かりして、お客様が指定した条件で実際にプログラムを組んで、ロボットを動かして、はんだ付けができるかどうかを検証し、報告書や動画にまとめ、お客様に提出します。お客様からお預かりするワークや条件は千差万別です。お引き合いがあるたびに、案件ごとに、どうすれば当社のロボットで上手くはんだ付けできるかを考えてプログラムを組み、調整しながら検証していきます。

また、導入が決まって納品する際、現場でセットアップをし、お客様のワークに合わせてプログラムを組んで、はんだの条件を調整するのも私達の仕事です。さらに稼働後のメンテナンスや修理対応、はんだ付けがうまく行かない場合の再調整なども担います。

技術営業はお客様から「ありがとう」とおっしゃっていただける機会が多い仕事です。例えばネジ締めなどのような作業とは違い、不確定要素が多い作業のため、調整が一発で決まることはありません。導入前の検証時にうまくっても、実際の工場ではうまく行かないこともあります。そのため作業が深夜に及ぶことは珍しくありませんし、メンバーは全員、1度や2度は徹夜を経験しています。

私達の役割は、お客様がきちんとはんだ付けができるようにすることです。担当者様に寄り添い、結果的に「購入して良かった」「使いやすい」とおっしゃっていただけるよう、お客様の立場に立って仕事をしています。現場で時間をかけて調整し、うまく行ったときに、お客様とハイタッチで喜びを共有した事さえあります。それぐらいの一体感が生まれますし、それが私達のモチベーションにもつながります。一見、非効率なようですが、それでお客様にご満足いただければ、その後のリピートオーダーにも繋がっていきます。優れた製品と優れたサポートがあるからこそお客様の満足につながります。私達の仕事と製品とはそういう関係にあると信じているからこそ、今の仕事に誇りを持って取り組めます。

異なる技能を持った人間同士の協力で、想像以上のクオリティが生まれる

自動はんだ付けロボットの取扱をはじめ、技術営業というポジションができたことで、当社の社員がユーザーの現場に入る機会が格段に増えました。それにより生産現場をより深く理解することが可能となりましたし、会社としても生産現場の知識が入ってくるようになり、製品開発にも生かせるようになりました。

当社は自動はんだ付けロボットに関しては後発ですが、シェアNo.1を目指して、Team ROBOHAKKO一丸となって取り組んでいます。技術営業としては、まず「ユーザーサポートは白光が一番」とおっしゃっていただける状態を作り、貢献していきたいと考えています。

Team ROBOHAKKOに迎えたいのは、まんべんなくいろいろなことができる方よりも、何か特定の分野で優れている方、または、一生懸命に打ち込める方です。Team ROBOHAKKOは、新設されて間もない部署のため、様々な新しいことに取り組みます。その一例が自動はんだ付けロボットのレンタルサービスです。自動はんだ付けロボットは高額のため、まずはレンタルから始められないかというユーザーのご要望を反映してサービス化しました。また、メンテナンス契約も、新規でスタートしたビジネスです。当社は長年、メーカーとして物を製造し、販売するというビジネスモデルを続けてきた会社ですので、このようなサービスを構築した経験を持つ社員はいません。その時に、意外にも力を発揮したのが若い社員でした。異なる技能を持った人たちが2、3人組み合わさって仕事をすれば、想像以上に良いクオリティのものが出来上がります。したがって、異業種からの挑戦も大歓迎です。

白光ははんだ付けという、物作りにおける重要な要素を担っている会社です。国内ではトップクラスのシェアを誇っているからこそ安定もしていますし、今後のさらなる成長も見込まれています。また、過去に何社か体験してきた立場からすると、同規模の会社の中でも福利厚生や待遇は充実しています。長期的に安定して働き続けられる会社を探している方には最適な環境です。

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