開放感があるオフィスや社員食堂。働きやすそうな環境に魅力を感じて入社
私は学生時代は、外国語大学で英語を学びました。就活時は、身につけた英語力を活かせる仕事に就きたいという希望はありましたが、ドキュメント類の翻訳など、業務の一部で使う程度がちょうど良いと思い、メーカーと商社に業種を絞って活動しました。その中で、たまたま学校で開催された合同企業説明会で知った白光に入社しました。
応募したのは白光を含めた3社です。各社とも会社見学や面接で本社を見に行く機会がありましたが、最も働きやすそうなイメージを持ったのが白光でした。開放感のあるフロア、統一感があり、凝ったデザインのインテリアなど、本社ビルの設備が整っており、とても良い印象を持ちました。
また、社員食堂があることにも魅力を感じました。応募した会社の中で、社食があったのが白光だけです。毎日お弁当を作らなくて済みますし、毎日違う献立が食べられます。特に私は1人暮らしなので、偏った食生活になりがちです。実際に平日の食事は、3食のうちお昼ごはんが一番充実しています。最近は米の価格が高騰していますので、非常にありがたいです。
入社後は、4か月強の研修を経て自動はんだ付けロボットの専門部署であるTeam ROBOHAKKOに配属され、技術営業の仕事をしています。応募時は、事務職か営業職のどちらかしか選択肢はないと思っていました。海外展開していることは知っていましたので、英語が使えるとすれば営業だと思い、面接では営業志望と伝えていましたが、面接が進む中でTeam ROBOHAKKOのへの配属が決まりました。
技術営業は、お客様を技術的な側面からサポートする職種です。特に大きなウエイトを占めているのが評価試験です。はんだ付けの作業を自動化したいお客様から、実際に使う基板と部品をお預かりし、自動化できるかどうか試験して報告書を作成する業務です。導入後のメンテナンスや、問題発生時の対応といったアフターフォローの業務もありますが、評価試験が最も時間がかかる業務ですし、従来品のステーション型はんだこてなどにはない、最も特徴的な仕事です。
マンネリ化せず飽きない仕事。問題解決の方法を探り、提案する楽しさも
評価試験にはスキルが必要です。まず自動はんだ付けロボットそのものを使える必要があります。また、ただはんだを溶かして付けただけでははんだ付けとは言えませんので、「良いはんだ付けとは何か」という基礎知識も必要です。
私も、入社後、研修の一環として基礎知識を習得するとともに、日本溶接協会のはんだ付け資格を取得しました。資格を取得するには、座学と実技のテストを受けなければならず、簡単ではありません。
評価試験の中身は様々です。自動はんだ付けロボット単体ではんだ付けをするケースもあれば、ラインにロボットを組み込むケースもあります。いずれの場合も重要なことは、自動ではんだ付けができるかどうかです。人間が手作業で行う場合は、はんだこてを自由自在に隙間から入れて作業できますが、自動はんだ付けロボットの場合は固定されているため、基板や部品の形状によって、どのようにロボットを設置するかで結果が変わります。特に大型のものになると、はんだが溶けにくいため熱の当て方に工夫がいりますし時間もかかります。
Team ROBOHAKKOに配属され約10ヶ月、私はまだICカードリーダーなど、小さな製品の評価試験を、5、6件担当したぐらいですが、いつも違った仕事なので、飽きることがありません。評価試験も、毎回ものが違いますし、お客様から指示される条件も毎回異なります。使用するはんだこてや、温度、所要時間など、お客様が指定する条件に合わせてこて先を選ぶなど、難しい判断をしなければなりませんが、うまくいくと楽しいです。また指示された条件でうまくいかない場合は、条件を見直して、お客様に提案やアドバイスをすることもあります。「そもそも、このはんだは使わない方が良い」、「温度が低すぎるので上げましょう」など、問題解決の方法を探って提案することも面白いです。難しい仕事ですが、チームの皆さんのサポートもあり楽しく仕事をしています。
最近、仕事をする中で感じていることは、「連絡」の大切さです。Team ROBOHAKKOは、社内でも特殊で、様々な職種が連携して仕事をしている部署です。特に評価試験の場合、営業の方と進捗状況を共有しあう必要があります。それまで、報・連・相の中でも、相談はよくしていましたが、案件の途中で発生する連絡というのはあまり意識したことがありませんでした。しかし、ある評価試験の案件で、思ったような結果が出ない時に、上司から指摘を受けたのをきっかけに、意識して連絡をするようになりました。
土日祝日はしっかりリフレッシュ。雑談で盛り上がれるフレンドリーな職場
評価試験や導入後のアフターフォロー以外には、自動はんだ付けロボットでできること、使い方などを紹介するYouTubeチャンネルの運営も担当しています。Team ROBOHAKKOの先輩と2人で、もともとある動画を活用するなど、工夫をして、できるだけ時間をかけずに作るようにしています。
英語を使うのは展示会です。例えば東京で1月に開催される大きな展示会には、中国や韓国などからも多くのお客様がご来場されます。英語圏のお客様ではありませんが、英語で話しかけてこられる方が大半を占めますし、聞かれることは価格とはんだ付けにかかる時間ぐらいですので、そんなに難しくはありません。また、英語は私にとっては、仕事というよりも趣味に近いものなので楽しいです。
課題は、技術の知識を深めることです。展示会で接客している時に、技術の話をされると、理解できないことがよくあります。技術英語も難解ですが、生産現場で仕事をしている方の話を聞いて理解し、会話ができる相手にならなければいけないと感じています。
お客様の業種は様々ですので、幅広い分野の知識が必要です。展示会で周りの方々の話を聞くことも勉強になりますし、当社にはこれまで車載関連、音響など様々な分野のお客様からご依頼を受け、評価試験をしてきた実績がありますので、先輩方が蓄積してきた過去の評価試験データから学べることも沢山あります。その他にも、はんだ付けの原理をしっかり理解していないと良いはんだ付けができませんので、はんだ付け技術などの本を読んで勉強しています。
白光で働く魅力の1つは休みが多いことです。基本的にはカレンダー通りに休日がある他、会社が指定する休日が2日間あります。土日祝日をリフレッシュにあてられますし、掃除やおかずの作り置きなど、平日にはできない家事をまとめてする時間も確保できます。友人からは「そんなに休みが多くて羨ましい」と言われることが多いです。
また、私が入社した年の新卒には同期が5名いて、部署は別れていますが、タイミングを合わせて同期全員で食事に行くなど仲良くやっています。
Team ROBOHAKKOには幅広い世代、様々な職種が集まっていますが、わきあいあいとしたフレンドリーな雰囲気の部署です。開発の方と技術の話をする時も、わかりやすく説明してくださいますし、わからないことを質問しても、面倒がらずに丁寧に教えてくださいます。みんなで集まる時はしばしば、グルメなど、仕事以外の話で盛り上がっています。
これからご入社される方も、コミュニケーションを取ることが好きな方にご入社いただければ嬉しいです。仕事の話以前に「週末にどこに行った、「最近こんな映画を見た」など、何気ない会話ができる方と一緒に仕事をしたいです。