仕入先や部品のマスター管理と、各部署の意思決定につながる資料作成
私は白光では、もともと派遣として働き始めました。正社員になったのは、当時の上司から誘っていただいたことがきっかけです。派遣として勤務し2年が経った頃に、正社員の仕事を探そうと思い、上司に伝えたところ、お声がけいただきました。
当時の上司は、それまでも何かと面倒を見てくださり、いろいろなことを教えてくださいました。私としても、そこで終わらせるのはもったいないという思いがありましたし、2年勤務して社内の環境もわかっていましたので、正社員として採用していただけるとおっしゃっていただけたことは理想的でした。
私は派遣時代から現在まで、購買課に所属して業務を行っています。購買課は、製品を作り上げるために必要な部品を調達する部署です。既にある部品を注文するだけではなく、新商品を開発する際に、弊社の設計者が作成した設計図をもとに新たに制作を依頼し、社内の設計者と仕入先の間に立ち、納品されるまで調整することが主な仕事です。
その中で私が担当しているのは、マスターデータの整備・管理です。課内から集まってくる仕入先や部品などの情報をもとに、既存のマスターデータを変更したり、新規でマスター登録をしたりする役割を担っています。
また、正社員になってからは、従来の業務の他、購買課を含めた各部署で必要とされるデータ分析の基盤作りも担っています。主に各部署のマネージャークラスの方からご依頼をいただき、何かの判断をする際の客観的データを提供しています。例えば売上情報をわかりやすくまとめて欲しいというご依頼があれば、社内システムから売上データを出力し、グラフなどの見やすい形に加工して提出します。
最近は物価高騰により、調達単価が頻繁に変わります。単価が変更になるだけではなく、仕入先が変わることもありますので、変更の依頼があった時は即座に変更することが重要です。常に最新かつ正確な情報を整えた上で、データを取得して加工しなければ、本当に使える資料は作れません。
また、ちょっとしたミスがあるだけで、全く違う情報になってしまいます。データの取り方を間違えたり、マスターを変更する際に入力ミスがあったりすると、会社自体の動きにも影響しますので、そういったミスがないよう細心の注意を払って業務を行っています。
データを整え、依頼者が扱いやすよう、いかに料理するかを考える醍醐味
私は新卒で就職した会社で約4年間営業事務を経験しました。就職した当時はパソコンの知識はほとんどありませんでした。仕事をしているうちに、いつの間にか“パソコンが得意な人”として見られるようになっていったのです。
新卒で入った会社では、パソコンが得意な先輩がいらっしゃって、熱心に教えていただきました。質問にもしっかり応えてくださる方で、その先輩に教えていただきながら、自分で努力する必要性にも気が付きました。その後、何度か転職を重ねましたが、それぞれの会社で、わからないことがあればパソコンが得意な方に質問し、実践しながら知識を蓄えてきました。
今はインターネット上に様々な情報が存在します。わからないことがあれば、必死で調べて、役に立ちそうな情報を見つけたら、業務に取り入れて試してみます。ご依頼や相談されたことが私にとって初めてのことだったとしても、「無理」とは言わず、「ちょっと調べてみていいですか」と、一旦は預かって調べるようにしています。
社内に蓄積されたデータを、分析しやすいよう適切に加工し、役立てるものを作り出す仕事にはやりがいを感じます。必要なデータを整えた上で、扱いやすいようにどう料理していくかを熟考して、形にしていく作業は楽しいです。その作業を通して問題を見つけ改善策を考えるきっかけになることもあります。
また作成した資料を共有すれば、意識改革にもつながります。実際に購買課内では、それを実感することがあります。ただ数字が並んでいるだけでは気が付かないことも、グラフなどの形で可視化するだけで何らかの気付きにつながり、意識が変わっていくことがあるのです。
一生懸命身につけてきたことや経験したことを最大限に活かしてくれる会社
購買課は全体で15名の部署です。勤務地は本社だけではなく、堺工場、上月工場に散らばっていますが、会社からお金を出していただけることもあり、度々、勤務終了後に社外で集まって親睦を図っています。業務時間中は集中して仕事をしていますので、そのような機会にコミュニケーションをとっています。
一方で、私の仕事は“縁の下の力持ち”のような要素もあります。より客観的に、冷静な視点で物事を捉えることも重要だと感じています。今はデータ分析と言っても、分析のためのツールを作るまでに留まっていますので、将来的には本格的にアナリストとして、データ分析の仕事ができるようになりたいと考えています。実際、部署内の仕事では、改善策を考えてほしいと言われることもあります。
部署のみんなが困っていることは私も感じていますので、改善できれば良いなと思いますし、普段、データを扱っている立場だからこそ持てる視点もあるはずです。時間はかかるかもしれませんが、将来的に実現できるよう、まずは自分のできることを積み上げていきたいと考えています。
派遣から正社員になって、改めて感じることは、70年以上に亘って事業を行ってきた歴史的な重みです。社内のデータを扱うことで、これまでに積み上がってきたものを感じることがあります。掘り起こしていけば、昔はこのようなやり方をしていたのかと気づくことも多々あって面白いです。
また社員の働きやすさを第一に考えて環境整備されていることも白光の魅力です。それを象徴するのが社員食堂です。過去、派遣を含めて経験した会社の中で、社員食堂を備えていた会社には出会ったことがありません。維持することも大変だと思いますので、そういうところにも経営基盤の強固さを感じます。
当社は、自分が「こうしたほうが良い」と思ったことを、きちんと順序立てて、合理的に説明すれば、聞き入れていただける会社です。自分がやるべきことを、自分でしっかり考えられる人であれば、力を最大限に発揮していただけるでしょう。これまで自分が一生懸命に取り組み身につけてきたことや、経験したことを発信していけば、最大限に活かそうとしていただけるはずです。自身の力を発揮して活躍できる場を求めている方は、ぜひ、ご応募ください。